KURURUN’s blog

めんどうな日々を楽しく生きるために

4年ぶり2度目の出産と阿佐ヶ谷姉妹

今日は私が大好きな本をご紹介したい。

阿佐ヶ谷に住むビジネス姉妹が書いた

阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』

という本だ。

どれくらい私がこの本を好きかというと…

 

次女を妊娠中、臨月に入り予定日も近づき実家の母と電話で出産時や入院中の打ち合わせをしている時だった、突然お腹あたりからバチンと音がした瞬間、破水した。

慌てて病院に電話をかけると、すぐに病院へ来て下さいとの事だった。

近所に住む義母へ連絡して、病院まで送ってもらいそのまま入院した。

ちなみにちょークールな旦那には緊急だったが電話はしなかった。なぜなら、以前、もし何かあっても俺に電話しても俺は仕事中でどうしようもないから義母に連絡して。とのことだったので、そうした。

私はこう言われて腹が立ち、根に持っていたので、いっそこのまま出産して退院するまで旦那には連絡するのをやめようかとも思ったが、さすがに、長女の事もあるので、病院へ着き落ち着いてから旦那へ一本連絡を入れた。

旦那は分かったよ!と一言。こんな時までちょークール。しびれるぜぇ。

 

さて、私の出産話になってしまったが、ようやくここで阿佐ヶ谷姉妹が登場する。

午前中に破水して入院したものの、待てど暮らせど陣痛が来ない。昼になっても、夜になっても痛くない。コロナで病院には誰も来ない。テレビもない。でも不安と恐怖とドキドキが止まらない。

そんな時私に優しく、心和ませ、楽しませてくれたのが『阿佐ヶ谷姉妹ののほほん2人暮らし』だった。

以前電子書籍で購入し、もう何度も読み返しているのだが何度読んでもくすっと笑ってしまう。

破水して陣痛を待つ入院中でもくすっと笑ってしまうのだからよっぽどおもしろい。

テレビではオールマイティーな姉のえりこさんと、かわいらしくちょっとポンコツ?な妹のみほさんのイメージなのだが、文章だとみほさんがすごく良い!のだ。

もちろんえりこさんもテレビと同じくわちゃわちゃした感じでおもしろいのだが、みほさんのなんとも言えない言い回しや、独特の目線で楽しませてくれる所、みほさんのおもしろ才能が見え隠れしている。読んでいると自分も阿佐ヶ谷の住人になれたかの様な気持ちになる。

私はそんなにたくさん本を読んできたわけではないけれど、子供の頃さくらももこの『もものかんずめ』を読んだ時の衝撃を思いだした。字ばっかりなのにこんなに笑えるんだ!と。

阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を読んで同じ感覚に陥った。

 

そして私は夜中3時頃陣痛がはじまり、早朝6時前には出産するというスーパースピーディー出産!

さすがに陣痛はのほほんとはいかず、点滴の針が曲がるほど暴れ回ってしまったがなんとか無事に次女を産む事が出来た。

コロナ禍で家族も誰も立ち会えず、面会もなく、長女ともしばらく会えずに、寂しくて心細い出産だったけど、助産師さんと阿佐ヶ谷姉妹のおかげで乗り越える事が出来た。心から感謝しています。

 

モヤモヤしたり、イライラしたり、もうやってられなかったり、陣痛を待ってたり、いろんな事が人生には起こるけど、そんな時はすこし立ち止まって『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を読んでみるのもいいかもしれない。

お2人が良い感じに肩の力を抜いてくれるだろう。